NEJSG(北東日本研究機構)に参加し、肺がんの後ろ向き研究に参加しています。積極的な臨床研究活動を通じて、肺がん治療の向上に向けて重要な役割を果たしています。
患者の過去のデータを用い、緻密な分析を行う後ろ向き研究、肺がんに対する最適な治療を探索するための前向き研究に参加することにより最新の医学的知見に基づいたアプローチで学術的な進展に寄与しています。
また、埼玉医科大学国際医療センターと協力し、腫瘍免疫における好酸球の役割についての基礎的研究をおこなっております。
現在参加中の臨床研究
●悪液質を伴う非小細胞肺癌に対するアナモレリン+免疫チェックポイント阻害薬(イピリムマブ+ニボルマブ)の第 II 相試験(AnINCA/NEJ058A 試験)
●ICI (immune checkpoint inhibitor)治療が無効となった非小細胞肺癌に対するICIへのアンサー+放射線治療併用追加による第Ⅰ/Ⅱ相試験(NEJ046)
●肺大細胞神経内分泌がん (LCNEC) におけるアテゾリズマブと化学療法併用療法の多施設共同非介入前向き観察研究(NEJ044)
●食欲不振を呈する進行肺がん患者に対する異なる用量のステロイド療法の有効性と安全性を検討する無作為化第Ⅱ相試験(NJLCG1602/NEJ031)
●腫瘍免疫における好酸球の役割
学会発表
内田貴裕, 肺癌における末梢血好酸球とPD-1阻害薬の治療効果との関連 第72回アレルギー学会学術大会学術大会 2023年10月22日
特許出願
特開2006-288353 萩原弘一 長井良昭 宮澤仁志 「高感度な既知変異遺伝子検出方法およびEGFR変異遺伝子検出方法」
